伝えよう。
あなただけの”ストーリー”
みなさん誰でも、”自分”や”自分のコミュニティ”についてのストーリー(物語)を持っているほはずです。ストーリーには、他者との関係性を築き、共感を育む力があります。また、人々の行動を促し、関わり続ける意欲をもたせる力もあります。
人々の心を打ち、単なる事実や新聞記事以上の何かを、記憶に残してくれます。気候危機に直面する今こそ、世界中のストーリーテラー(語り手) たちに、危機をめぐる現実やそこに立ち向かう中での希望、自分たちの成功体験などを伝えてもらう必要性が高まっています。身の回りの出来事に、自分の目と耳で確かめ、受け止め、それを記録に残すよう様々なコミュニティに働きかけることができれば、より多くの人々と共に、必要な変化に向け取り組んでいくことが可能となります。
有意義かつ長期にわたる気候アクションを起こしていくためには、気候変動に伴う災害や、気候対策を求める大規模マーチについてだけでなく、困難から立ち直る力や、勇気ある日々の行動など、気候をめぐるストーリーの全容を伝えなくてはいけません。
スマートフォンをはじめとした、デジタルツールのおかげで、ストーリーテラーになることがとても簡単になりました。デジタル・ストーリーテラーになるのに、高価なカメラやノートパソコンなど必要ありません。スマホとデータプランさえあれば、ここでご紹介するアドバイスや戦略は有効です。もちろん、日頃から利用している他のデバイスを利用しても構いません。